商品名:NIKE AIR VENGENCE VNTG (ナイキ エア ベンジェエンス VNTG)
品 番:429626-002
サイズ:28.5cm
カラー:グレー/バーシティロイヤル
状 態:新品
付属品:箱付・黒タグ付
製造年:2011年製
素材甲:天然皮革+合成繊維
素材底:ゴム底
使用途:カジュアルシューズ
区 分:メンズシューズ
原産国:VIETNAM
商品名:NIKE AIR VENGENCE (ナイキ エア ベンジェエンス) 品番:429626-002 サイズ:28.5cm カラー:グレー/バーシティロイヤル 状態:新品 付属品:箱付・黒タグ付 製造年:2011年製 素材甲:天然皮革+合成繊維 素材底:ゴム底 使用途:カジュアルシューズ 区分:メンズシューズ 原産国:VIETNAM
1985年の衝撃、再び。NIKE AIR VENGENCE VNTG "V-SERIES" が呼び覚ます、スピードへの渇望とヴィンテージの美学
スニーカー史における黄金期、1985年。バスケットボールシューズがコートを支配し始めたその傍らで、ナイキはランニングシューズの概念を根底から覆す壮大なプロジェクトを完遂させました。それが、個々のランナーの特性に最適化された3つの選択肢を提供する
「Vシリーズ(V-SERIES)」です。
今回、snisellya(スニセルヤ)が発掘したのは、その三兄弟の中でも最も「速さ」と「軽量性」に特化した野心作の復刻、
NIKE AIR VENGENCE VNTG (ナイキ エア ベンジェンス VNTG) 429626-002 です。
2011年前後、ナイキが過去の名作に「時間の経過」というスパイスを加え、ヴィンテージ加工を施してリリースした「VNTG」ライン。その中でも、このテックグレーとバーシティロイヤルの組み合わせは、当時の空気感を最も純粋に封じ込めた傑作として知られています。28.5cmという、探してもまず見つからないデッドストックコンディション。この一足がなぜ、コレクターの間で「究極のレトロラン」と称されるのか、その理由を深く掘り下げていきましょう。
モデルの説明 1/4:1985年「Vシリーズ」の急先鋒、ベンジェンスが目指した極限の軽さ
1980年代、ランニングブームが成熟期を迎える中で、ナイキは「一つのモデルですべてのランナーを満足させることはできない」という結論に達しました。そこで誕生したのが、クッショニングの「Venture(ベンチャー)」、安定性の「Vortex(ボルテックス)」、そして軽量性の
「Vengeance(ベンジェンス)」からなるVシリーズです。
「ベンジェンス(復讐)」という、スポーツシューズとしては極めて挑戦的な名前を与えられたこのモデルは、無駄を削ぎ落としたミニマルな設計が最大の特徴でした。当時のシリアスランナーたちは、その圧倒的な軽さと、地面をダイレクトに捉える感覚に熱狂しました。
この「429626-002」は、1985年のオリジナルを忠実に再現したラスト(木型)を採用しています。近年主流となっている厚底やボリューム感のあるシルエットとは対照的に、足をスマートに見せる鋭いシェイプ。それは、ナイキがかつて「勝利」のために追求した機能美の結晶なのです。スニーカーヘッズにとって、このベンジェンスを履くことは、ナイキのランニング・ヘリテージの原点に触れることに他なりません。
モデルの説明 2/4:「VNTG(ヴィンテージ)」加工という、ナイキ流のタイムトラベル
このモデルを語る上で欠かせないのが、商品名に冠された
「VNTG」の称号です。2011年頃に展開されたこのシリーズは、単なる復刻版ではありませんでした。ナイキの職人技とも言える特殊な加工技術を駆使し、まるで「1985年からデッドストック状態で発掘された」かのような風合いを再現しています。
ミッドソールの経年変化: 長い年月を経て酸化したかのような、絶妙な「黄ばみ(セイルカラー)」をあえて再現。これが、現代の量産品にはない重厚なオーラを醸し出します。
風合い豊かなスエード: 毛足の長いスエード素材には、適度な色ムラや擦れが施されており、手にした瞬間から数十年の歴史を共にしてきたような愛着を感じさせます。
露出したスポンジ: シュータン(ベロ)の縁から覗く切りっぱなしのスポンジは、当時の製法をオマージュ。ここから覗くオレンジ色のスポンジが、ヴィンテージ好きにはたまらないディテールとなっています。
これらの加工は、単に「古く見せる」ためのものではありません。デジタル化が進む現代において、アナログな「温かみ」や「物語」を求めるスニーカーマニアたちの感性に訴えかける、高度なデザイン演出なのです。
モデルの説明 3/4:バーシティロイヤルが放つ、ナイキ・ブルーの正統なる系譜
カラーリングについても触れないわけにはいきません。メインカラーに採用された
「TCH GRY(テックグレー)」と、鮮やかな「VRSTY RYL(バーシティロイヤル)」のコントラストは、80年代のナイキを象徴するパレットです。
バーシティロイヤルは、ジョーダンブランドやダンクでも多用される、ナイキにとって極めて重要な「ブルー」です。この色がスウッシュ(ロゴ)とヒール、そしてアウトソールに配されることで、地味になりがちなグレーベースのランニングシューズに、鮮烈なスポーツ・アイデンティティを注入しています。
素材の使い分けも見事です。通気性を確保するためのナイロンメッシュ、耐久性を高めるスエード、そしてアクセントとなるレザーのスウッシュ。これらが重なり合うことで、単色では表現できない立体感が生まれます。特に、ベンジェンスの特徴である「細いヒールカウンター」が、このブルーによって際立ち、バックスタイルからも「速さ」を感じさせるデザインとなっています。カレッジカラーの流れを汲むこの配色は、ヴィンテージ・ファッションとの相性も抜群で、古着のデニムや軍パンに合わせるだけで、完成された「ヘッズの着こなし」を実現してくれます。
モデルの説明 4/4:デッドストックが持つ「資産」としての価値と、失われた時代への憧憬
スニーカーマーケットにおいて、2010年代初頭の「VNTGシリーズ」は、現在進行形でその価値を高め続けています。その理由は単純明快です。このレベルのクオリティでの復刻が、今後は極めて困難であると予想されるからです。
現在、ナイキは持続可能性(サステナビリティ)を重視し、リサイクル素材の活用を進めています。それは素晴らしいことですが、一方で、この2011年製ベンジェンスに見られるような、当時の素材感を追求したリアルなスエードやナイロンの質感、そして手間のかかる手作業に近いヴィンテージ加工は、もはや贅沢品と言っても過言ではありません。
ましてや、「28.5cm(US10.5)」というゴールデンサイズで、なおかつ一度も足を通されていない「新品」状態。これは、マニアにとってはもはや「美術品」に近い価値を持ちます。加水分解のリスクを懸念する声もありますが、Vシリーズのミッドソールは比較的耐久性が高く、適切に管理された個体であれば、その輝きを失うことはありません。snisellya(スニセルヤ)が扱うこの一足は、まさにスニーカーのタイムカプセル。手にした瞬間に、1985年の風が吹き抜けるような、そんな特別な体験を約束します。
サイズ感と履き心地
NIKE AIR VENGENCEは、Vシリーズの中でも特に「シャープさ」を追求しているため、履き心地には独特の特徴があります。
フィット感: 全体的にウィズ(足幅)が細く、甲も低めに設計されています。これは、走行時の足のブレを最小限に抑えるための当時のアスリート仕様を反映しているためです。
サイズ選びのアドバイス: 普段お履きのナイキのスニーカーよりも、
ハーフサイズ(0.5cm)からワンサイズ(1.0cm)アップを強くお勧めします。今回ご紹介している28.5cmは、普段27.5cm〜28.0cmを愛用している方に最適な「美シルエット」を楽しめるサイズ感です。
履き心地: 「AIR」を搭載していますが、現代のクッション性の高いシューズとは異なり、しっかりとした硬めの履き心地です。ワッフルソールのグリップ力を足裏で感じながら、地面を蹴り出す感覚は、レトロランならではの醍醐味と言えるでしょう。
まとめ:snisellyaからのメッセージ
「新しさ」だけが価値ではありません。
時を経てなお、人々の心を揺さぶり続けるもの。それが本当の「クラシック」です。
このNIKE AIR VENGENCE VNTGは、ナイキが最も情熱的だった時代の設計思想と、21世紀の技術が交差して生まれた奇跡の一足です。テックグレーの静寂の中に、バーシティロイヤルの情熱が宿る。その佇まいは、流行に左右されない確固たる意志を感じさせます。
「snisellya(スニセルヤ)」は、ただ靴を売る場所ではありません。その靴が歩んできた背景、デザイナーの意図、そしてそれが持ち主に与える「高揚感」を共有したいと考えています。
28.5cmの新品デッドストック。次に出会える保証はどこにもありません。
かつてのランナーたちが夢見た「速さ」の象徴を、今度はあなたの人生の歩みを進める一足として選んでみませんか?
■ 70/80/90年代ナイキレトロランニングシューズとは?
ナイキの歴史を語る上で、切っても切り離せないのが「ランニング」というルーツです。今日、私たちが街中で当たり前のように履いているスニーカーの多くは、かつてアスリートが1秒を削り出すために開発された競技用シューズでした。
近年、スニーカーシーンでは「テック推進」の一方で、70年代から90年代のアーカイブを現代に蘇らせる「レトロランニング」の波がかつてないほど高まっています。なぜ、数十年前のデザインが今なお新鮮に映り、スニーカーヘッズの心を掴んで離さないのか。
≫ 70/80/90年代ナイキレトロランニングシューズを徹底解説